それ、気のせいじゃないかもしれません。
「最近、白髪が増えただけじゃなくて、髪までうねるようになった」
「白髪だけ、ピンピンしてまとまらない」
「昔はもっと素直な髪だったのに……」
40代以降のお客様から、こんな相談を受けることがあります。
実はこれ、単純に「白髪だからクセがある」という話ではありません。
白髪になると、髪の扱いにくさが変わる
白髪になる頃には、髪そのものにも少しずつ変化が起こっています。
髪の太さが均一ではなくなったり、水分を保持する状態が変わったり、髪の内部のタンパク質構造も若い頃とは違ってきます。
そこに、
- カラーを繰り返す
- 紫外線を浴びる
- 毎日のドライヤーやアイロン
- 年齢による髪質の変化
などが重なってきます。
すると、髪の一本一本の「膨らみ方」や「乾き方」に差が出てきます。
その結果、
「白髪だけうねる」
「白髪だけチリつく」
「白髪が増えてから髪が膨らむ」
という状態が起こりやすくなります。
では、トリートメントをすればいい?
ここが少し難しいところです。
「うねるからトリートメント」
と考えてしまいがちですが、すべての髪がトリートメントだけで解決するわけではありません。
大切なのは、
その「うねり」が何から起きているのかを見ること。
例えば、
パサつき+軽いうねり
なら、髪の水分・油分・CMCなどの毛髪環境を整えることで、まとまりが改善することがあります。
一方で、
強いうねり+膨らみ+毎朝のスタイリングが大変
という場合は、トリートメントだけでは限界があります。
その場合は、ストレート施術を選択肢に入れたほうがいい。
白髪を「染める」だけで終わらせない
白髪が気になると、どうしてもカラーが中心になります。
もちろん白髪を染めることは大切です。
でも、40代以降はもう一つ考えてほしいことがあります。
それが、
「白髪になった髪を、これからどう扱いやすくしていくか」
です。
白髪を隠すだけではなく、
- まとまり
- ツヤ
- 手触り
- うねり
- パサつき
- 今後のダメージ
まで考えて施術を組み立てる。
僕はこれが、これからの美容室に必要な考え方だと思っています。
うねりの強さによって、やることは変わります
① 少しうねる・パサつく
→ 毛髪環境を整えるケア
カラーと一緒に髪の状態を整えて、まとまりやすくしていきます。
② 膨らむ・白髪がチリつく
→ 集中した毛髪ケア
水分・脂質・CMCなど、髪の状態を見ながら必要な処理を組み合わせます。
③ クセが強く、毎朝アイロンをしている
→ エイジング毛に合わせたストレート
ただ伸ばすのではなく、白髪染めなどの履歴を考えて、髪への負担を抑えながら形を整えます。
髪は「今」だけを見るものではありません
40代以降の髪は、
今きれいにすること
だけではなく、
これからもきれいな状態を維持できるようにすること
が大切です。
白髪が増えた。
髪がうねるようになった。
パサつくようになった。
まとまらなくなった。
もし最近そんな変化を感じているなら、
「年齢だから仕方ない」
で終わらせなくてもいいかもしれません。
白髪を染める。
その先に、
白髪になって変化した髪そのものを整える。
そんな美容を一緒に考えていきます。